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中国の豚肉高騰 インフレに拍車

2011年06月21日
【新唐人日本2011年6月22日付ニュース】中国の豚肉価格が高騰を続け、前年同比75%上昇しました。養豚業者によると、去年の豚肉価格の下落で業者が大幅に減り、コストが高くなったのが原因だと見ています。専門家はインフレ高進への後押しを懸念しています。
 
データによると、現在、中国の豚肉の平均価格は1kg当たり24.67元(約305円)で、前年より75%上昇。5月の消費者物価指数CPIは前年同比5.5%上昇。うち、豚肉の上昇幅は40.4%で、CPIの数値を2割近く引き上げました。
 
江蘇省の養豚業者 孫さん
「数年前まで豚肉の下落で、養豚業者が減少したのが原因の一つです。中国のCPIが上昇を続けていますが、庶民の生活圧力もますます大きくなる一方です。養豚コストも上がる一方なので、豚肉も上がっています。他に痩肉精の影響もあります」
 
業者は、豚肉の高騰は、飼料価格の大幅な上昇のほか、豚の養殖量の減少で供給が追いつかないのが原因だといいます。
 
河北省養豚業者 高さん
「去年養豚業が赤字だったから、業者が減りました。今年は値上がりし、倍になりましたが、コストも高くなりました」
 
養豚コスト全体の7割を占める飼料のトウモロコシも、前年より1割近く上昇。他にも、子豚価格、人件費、輸送費、防疫費、光熱費なども全面的に値上がりし、豚肉価格の高騰に拍車をかけています。
 
河北省養豚業者 李さん
「去年は今年より豚が多かったので、安かったです。去年は赤字で今年も儲けはないです。全てのコストが上昇し、値上がりが続いています」
 
また、政府の監督管理がゆるいため、痩肉精(そうにくせい)の使用や死んだ豚肉の販売などの現象がいまだに根絶できないといいます。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
(中国語)
 

 

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